町工場から世界へ
STGの原点は、大阪の町工場にあります。
世界に誇る日本の大手企業のモノづくり。その根幹を支えてきたのは、全国各地にある小さな町工場の技術に対するあくなき追求と言っても過言ではありません。そんな町工場のひとつだった私達が一転、アジアへと舞台を広げる契機は二つありました。
まず、第一の契機は、マグネシウム合金の二次加工への参入。マグネシウム合金はアルミニウムよりも軽いという特長がある一方で、加工によって出てくる粉塵は、いわば“火薬”。爆発の危険性を伴っていました。
実際、工場内では小規模な爆発事故が起こりました。しかし、会社の進退が迫られる中で、安全に加工できる生産技術「集塵機」の開発に成功。そのことが現在へとつながりました。
第二の契機は、2009年にマグネシウム合金の一次加工を行っていた、取引先のTOSEIのグループ化でした。同社のどこにもない優れた技術を絶やすわけにはいかないという思いからグループ化しました。結果としてマグネシウム合金の一次、二次加工を一貫して手がけられるようになったことで、私達は大きく成長路線へと転換。大阪、静岡、中国、タイ、マレーシアの拠点を中心に、グローバルな事業展開を行うようになりました。
社会貢献できる企業体へ
今や大阪、静岡、中国、タイ、マレーシアの5カ所に工場を持つ私達が今後、目指していくのは地域社会へ貢献し、地域の皆様から愛される企業へと発展していくことです。
経営者として、私ができることは自分よりも優秀な技術者が活躍できる組織を作ること、そして、事業の発展を通して社会へ貢献すること。期待以上の製品を提供してお客様に喜んでもらうことは当然です。
社員一人ひとりが能力を発揮できる舞台を提供し、やりがいのある、輝ける場所を作る。また、健全な経営のためのガバナンスを適正に行うことは、企業価値の向上には不可欠です。
さらに、私達が以前そうであったように、優れた技術を持っているもののマーケティング機能に欠けて衰退しつつある技術、どこにも負けない技術を持ちながら後継者のいない町工場が日本にはたくさんあります。そんな技術を吸い上げて、世界で花開かせる。それがファミリービジネスを脱却した今のSTGにできる、日本の産業、社会に対する使命だと考えます。
これからも慢心することなく、お客様、社員、そして地域社会の皆様に喜んでいただける事業に全力で取り組んでまいります。
今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
株式会社STG
代表取締役社長 佐藤輝明
経営理念
どのような考え方で経営しているか
人事理念
性別・国籍に関係なく
魅力ある人材を登用する
雇用機会創出
障害のある方を健常者と
同等に複数名雇用する
定年にこだわらず高齢者の
能力を積極的に活用する
行動規範
- 私達は感謝の気持ちをもって行動します。
- 私達は必ず約束を守ります。
- 私達は社会人としての自覚をもった行動をします。
- 私達はみんなが笑顔になれるように努めます。
- 私達は常に向上心を持ち続けます。